マイナビ女子オープン一斉予選 スポンサーになるかならないか

’20/9/26(土)に第14期マイナビ女子オープンの一斉予選が行われる。女王のタイトル保持者と一部のシード選手を除いた将棋女流棋士が一堂に会し本選出場者を決める。
例年、事前に観戦チケットが販売され、購入すれば対局会場で対局姿を直接見ることができる。もちろん対局会場では私語禁止、スマホや携帯は電源OFFにしておくため、シーンとし、かつピリピリした空気の中で棋士の真剣な眼差し、手つき、呼吸を直に感じ取ることができる。普通は公式戦の対局を直に見る機会なんて絶対ないし、テレビ棋戦も録画なので臨場感という点では劣る。

別フロアではプロ棋士による大盤解説会や物販コーナーもあり、楽しみ方は人それぞれ。自分は対局開始時は対局会場で対局の空気を楽しみ、中盤からは大盤解説会場で解説を聞き、終局する対局が出始める頃にまた対局会場に行くということが多い。

物販で購入すると金額に応じてクジを引くことができ、様々な景品をもらうことができる。計算しているわけではないが、2,3回引けば棋書1冊くらいは半々くらいで当たりそうな感じ(クジ1回引くのにいくら必要かは忘れた)。また、勝利者予想クイズなどのイベントがあり、将棋ソフトや棋士の色紙などが当たる。

朝から一日楽しめて、運が良ければ景品ももらえて、観戦チケットはわずか1,500円ほど。クジで棋書が当たれば元が取れてしまうほど。

ところが。今年は新型コロナのせいでこの素敵イベントがない。一斉予選自体は行われるが会場での観戦ができない。これに限らず今年は将棋のイベントがことごとく潰されてしまっている。オンラインイベントはいくつか開催されているが、早く安全にイベントを楽しめるようになってほしい。今年のマイナビ女子オープンも、会場での観戦はできないものの、オンラインでの観戦チケットが販売されている。

観戦チケットの他にスポンサーチケットというものがあり、対局のスポンサーになることができる。スポンサーの制度は毎年ちょっとずつ変わっているが、スポンサーチケット料から運営費等を差し引いた額が対局者に支払われる。特典として対局を至近距離で着席して見れたり、女流棋士との2ショットや3ショット写真が取れたり、応援メッセージカードを送ったりすることができる。ただ値段が1万円以上と高額で、費用と特典が見合ってないと判断して自分はスポンサーになったことはない。しかし今年は棋士への応援の意味を込めてスポンサーも検討してみようと思う。将棋イベントが減って楽しみを奪われているファンがいる一方、棋士の方たちはイベントでの収入が激減しているに違いないので。まぁそもそも個人スポンサーはメリットがあるかないかということで判断するものではないだろう。そのうちまた、多くのイベントを楽しめるようになりますように。

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